多摩ニュータウン環境組合について
◎ 多摩ニュータウン環境組合では、多摩清掃工場に搬入されたごみを中間処理し、処理後の残渣物を最終処分場へ運搬することが主な仕事になります。
(1)「多摩清掃工場に搬入されるごみ」
- 当工場へ搬入されるごみは、主に家庭から排出されるごみです。
- その他に事業所から排出される生ごみ、紙屑等と草刈・剪定枝ごみが搬入されます。
- 当工場へ搬入できる区域は、多摩市全域と八王子市・町田市の多摩ニュータウン区域です。
- 家庭から排出されるごみは、それぞれ市が処理計画を立て収集し当工場へ搬入します。したがって、当工場へ搬入できるごみを決めるのは環境組合ではなく、それぞれの市となります。ごみの種類や搬入については、市によって考え方が違います。
(2)「中間処理」
- 中間処理とは、最終処分場に埋め立てをする前にごみを無害化・減量化・無臭化することをいいます。
- 可燃ごみは、焼却して灰にします。(⇒焼却施設)
- 不燃・粗大ごみは、再利用できるもの(鉄類・アルミ類等)を取り除き、残りを細かく砕きます。(⇒不燃・粗大ごみ処理施設)
- 当工場で処理できないごみ(有害性ごみ=蛍光管・乾電池・体温計、不燃性粗大ごみ=タイヤ・消火器・バッテリー)は、それぞれ専門の処理業者に委託して処分しています。
※資源化
当工場では、搬入されたごみすべてを処理するのではなく、鉄類やアルミ類のように再び資源として利用できるものを極力取り除き、資源物の回収業者に引き取ってもらっています。資源物の引き取りについては、買い取ってもらうもの(鉄屑・アルミ類等)とお金を支払って処分するものがあります。
(3)「残渣物を最終処分場へ運搬する」
- 中間処理した後に残ったものを残渣物といいます。残渣物は焼却灰と飛灰に分かれます。
- 残渣物は、東京都西多摩郡日の出町にある二ツ塚最終処分場(管理運営は「東京たま広域資源循環組合」)に搬出されます。
(4)データ管理
- 当工場に搬入されるごみ、当工場から搬出する資源物や残渣物は全て、計量機で重量を計り記録します。
- 日々のごみ量を集計し、月ごとにまとめ、最終的には1年間のごみの搬入量と搬出量をまとめます
- これらのデータは、当環境組合の公式数字として東京都などに報告され、当工場を運営するための構成市(環境組合を構成する八王子市・町田市・多摩市の3市)の負担金の割合を出したり、各構成市のごみ処理計画を立てたりするための基礎データとなります。
☆ごみの流れと役割分担
- ごみの収集運搬から中間処理までは市が行っているのが一般的ですが、当工場では3つの自治体にまたがってごみを広域的に処理しているため、中間処理については、一部事務組合を作り運営管理しています。したがって、ごみ処理は下記のように役割分担をして行っています。
ごみの収集・運搬 ‥‥‥ 八王子市・町田市・多摩市
↓
中間処理 ‥‥‥ 多摩ニュータウン環境組合
↓
最終処分 ‥‥‥ 東京たま広域資源循環組合