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清掃工場だより3月号

「3月と言えば」

 

今年の春分の日は320日です。

昭和23年に「国民の祝日に関する法律」によって「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」になっています。また、太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる日でもあります。

この時期は、四季の移り変わりを体感できるアウトドア活動や桜の開花状況に合わせて花見の計画を立てるなど、私にとって楽しみの多い季節となります。

桜の開花状況と言えば、みなさん近年開花日に異変が起きていることをご存知でしょうか。以前は開花から1週間くらいで満開を迎えて、ちょうど入学式シーズンと重なっていましたが、地球温暖化の影響か、最近では桜の開花日は1週間程度早まっており、入学式には葉桜になっているケースが多いようです。

地球温暖化の影響は、桜の開花日だけに留まらず、日本では台風や集中豪雨の被害が多く発生し「真夏日」と「猛暑日」の日数が過去最多を記録するなど、気象災害の激甚化・頻発化が目に見える形で進んでいます。世界においても豪雨や山火事など自然災害が多発するリスクが高まっています。

地球温暖化、近年の言い方では地球沸騰化でしょうか。対策は喫緊の課題となっています。

 

多摩清掃工場でも地球温暖化対策として、省エネ機器の導入や電気自動車への更新等の取組みを進め、令和5年度に平成25年度比(基準年度)で30.6%の温室効果ガスの削減を達成しました。また、ごみ処理の過程で発生する熱を活用して発電したCO2「ゼロ」の電気を構成市である八王子市・町田市・多摩市の公共施設に供給する「電気の地産地消」にも取組んでいます。