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清掃工場だより1月号
現代の生活においてデジタル製品が増えるにつれ、リチウムイオン電池などのバッテリーはより身近なものとなりました。スマートフォン、ノートパソコン、モバイルバッテリー、ポータブル扇風機、デジカメ、ポータブル電源、電動自転車など、ほとんどの機器はリチウムイオン電池で動いています。
リチウムイオン電池には以下の特性があります。
- バッテリー残量を20%~80%程度の範囲で使用するのが望ましい(過充電・過放電を避ける)
- 継ぎ足し充電をしても問題はない(一般的に言われる500回の充電サイクルは、充電器に接続した回数ではなく、バッテリー容量の合計100%に相当する電力量を充電した回数を指します。そのため、こまめな継ぎ足し充電は充電サイクルを縮めるものではありません)
- 熱に弱い(高速充電や使用しながらの充電は発熱の原因となり得ます)
- 一度劣化したリチウムイオン電池は回復しない(ダメージを与えないよう注意が必要です)
上記の特性を踏まえて、リチウムイオン電池に過度な負荷をかけず大切に使用することで、リチウムイオン電池ごみ(有害ごみ)を減らすことができると思います。また、リチウムイオン電池はリサイクル可能な資源ですので、適切な回収ルートで処分するようお願いいたします。
なお、リチウムイオン電池(有害ごみ)は火災の原因となるため、他のごみ(燃やせないごみ、燃やせるごみ、プラスチックごみ等)と混ぜないようお願いします。