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清掃工場だより12月号

「ごちそうは計画的に」

酷暑に次いで秋雨のたまかんフェスタが終わったと思ったらもう年末が近づいてきました。

年末といえば、忘年会にクリスマスにお正月、旅行や帰省される方もいらっしゃるでしょう、
イベントが多くて楽しい季節ですね。

イベントの楽しさにプラスして、冬は食欲が増す時期でもあるため、ついつい食べきれないほどのお料理を用意してしまいがちです。お店で飲食する場合も、注文しすぎてしまったり・・・。

たくさん用意したり注文してもいいんです、ちゃんと食べきれれば・・・。

問題は、食べきれず、あるいは冷蔵庫の奥で忘れられ、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品たちで、これを「食品ロス」といいます。

世界人口の約1割、8億人ほどの人が、食べるものがなくて苦しんでいると言われています。

一方、日本で廃棄される食品ロスの約半分は家庭から出るもので、その量なんと年間で244トン(出典:令和3年度農林水産省及び環境省推計)。それらの行きつく先は、清掃工場です。

食品を買うとき、お店で飲食するときにお金を払い、捨てるために有料ごみ袋を買い、清掃工場の運営にも税金、つまりは全てにお金が使われています。

人にもお財布にも、環境にもやさしくないのが食品ロスなのです。

ですから、「ごちそうは計画的に」。参加者の人数や年齢、性別などを考えて計画的に準備しませんか?食後のデザートまで楽しく食べきれるように。