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清掃工場だより9月号
今年も危険な暑さが続く夏になりました。近年、温暖化の影響で年平均気温は右肩上がりで上昇しています。毎年、体験したことのない暑さに、熱中症で倒れる方が全国で後を絶ちません。熱中症は屋外だけではなく、屋内でも症状がでる場合があるため、油断をせず適切な室温管理や、こまめな水分補給などに気をつけながら生活することが大切だと感じます。
多摩清掃工場では、年間を通してごみを焼却する熱により施設内は外気よりも高い温度になります。特に夏場、焼却炉上部の6階付近では、温度が50度を超えることがあります。
施設内での作業は安全面から長袖長ズボンの着用が必須となり、さらにその上から防護服などを着用することもあるため、体感温度はさらに高くなります。高温下での作業は、発汗による脱水などで熱中症を引き起こす可能性がありますが、設備の点検や補修など、施設を維持するためには欠かせない作業を行っている方々のおかげで、多摩清掃工場はごみ処理を滞らせることなく安全に運転ができています。
我々は施設の運営を行うことが仕事です。働く人が、安全に安心して作業ができる環境づくりに努めることが重要だと日々感じています。