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 今年ももう12月になりました。12月というと何を思い浮かべるでしょうか。『師走』や『大晦日』、『クリスマス』といったところが大半だと思いますが、本好きの方ならさらに『ミステリー』という言葉を思い浮かべるかもしれません。12月はその年のミステリー小説のランキングが発表される月でもあります。
 数年前、各出版社のミステリーランキングに軒並みベストテン入りした小説を、最近になって読む機会がありました。それは交換殺人を描いた作品で、何の関係もない4人がとある場所に集り、お互いに相手を交換して殺害を行うことを計画します。そこから始まる探偵と犯人たちとの頭脳戦が、とあるテーマにそって繰り広げられてゆくというものでした。
 なぜ、ミステリーについて長々と書いてきたかといいますと、この何の関係もない犯人たち4人をつなぐ見えない糸が(ストーリー展開とはほぼ無関係なので書いてしまいますが)、ごみ拾いのボランティアなのです。清掃工場の業務に携わる人間として、これにはちょっと驚かされました。
 さて、当清掃工場でも毎年12月下旬に『唐木田クリーンアップ作戦』という、ごみ拾いのイベントを実施しています。今後の状況にもよりますが、2年ぶりの開催を目指し、準備しているところです。
 できるだけ多くの方に参加していただきたいと思っておりますが、共犯者探しのためのご参加は、お控えください。