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清掃工場だより6月号
私は、毎年この時期、自宅の小さな庭でほんの少しですが、キュウリとミニトマトを育てています。収穫した野菜は、家族でおいしくいただくのですが、私の楽しみは、キュウリやミニトマトの手入れをすることです。
天気のいい日には、早起きして水やりをしたり、ミニトマトは、脇芽を摘むことで栄養を実にいきわたらせ、キュウリは、ネットにからまる蔦の方向を変えて、一様に日光を浴びせることで、成長を日々感じることができます。
ネット一面に大きく成長したキュウリは、日光を遮ってくれるカーテンにもなります。
多摩清掃工場でも、事務室の窓一面にゴーヤのグリーンカーテンを育てていますが、グリーンカーテンの一番のメリットは、日陰を窓の外側でつくってくれることです。
これにより、部屋の温度上昇が抑えられ、これからの時期は、空調費の節約にもなります。
日陰をつくるだけというなら、カーテンを閉めることや簾(すだれ)を設置することでも同じ効果があるように思われますが、ゴーヤやキュウリなどの植物がカーテンとなることで、植物の持っている水分が葉から蒸発するときに、周りの熱をうばうことによっても温度上昇を抑える効果があります。
ゴーヤやキュウリはプランターでも育てることができるそうなので、興味のある方は、やってみてはいかがでしょうか。自ら育てた野菜を食べるのは、一段とおいしく感じますよ。