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清掃工場のしくみ
みなさんの家から出された燃やせるごみは「可燃ごみピット」に集められ、その後「焼却炉」で燃やされます。
「焼却炉」はガスバーナー(都市ガス)で600℃まで昇温され、ここにごみを入れることにより焼却炉内部の温度は850℃~950℃位まで上がりごみを焼却します。その後、ガスバーナーは使用せず、ごみの持っているエネルギーだけで焼却を継続します。焼却炉の出口からは、800℃~900℃になった高温の排ガスが出ていき、この熱エネルギーを有効利用するものが「ボイラ」です。「ボイラ」では、蒸気を作り発電やお湯を沸かすエネルギーとして利用しています。また「ボイラ」を通った後の排ガスは、減温塔で急速に冷却することによりダイオキシン類の発生を防ぎ「集じん機」で有害物質が捕集されて「煙突」から出ていきます。この様に清掃工場はいくつもの機械によって成り立っています。
複雑な清掃工場を適正に維持管理していく為には、年に一回、大規模な設備の点検、補修を行います。令和元年度は、令和元年11月末より令和2年3月中旬にかけて機器の補修工事を実施しました。この工事により、毎年ごみ処理を続けることが出来ます。これからも、安全で開かれた清掃工場を目指し、維持管理を行っていきたいと思います。