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清掃工場だより 12月号
今回は、生活に欠かせなくなったペットボトルのお話をします。
リサイクルしやすく計量で長持ちするするのがペットボトルです。水やジュースだけでなくお酒や調味料、洗剤用など形や大きささまざまなものが出回っています。
災害対策の保存用に欠かせない水のペットボトルですが、賞味期限が5年のものがあります。消費期限ではないので5年を過ぎても保存状態がよければ飲料水として可能です。
さて、ここで問題です。「同じメーカーで製造過程(加熱処理や水を詰める作業)が同じもので賞味期限が5年のものと2年のものがあります。その違いがわかりますか?」
ヒントとして、ペットボトルは少量ですが水やにおいなどを通してしまうそうです。
もともと無味無臭の水に外的要因の味やにおいがついてしまうといけない、また少量ではあるが水が蒸発してしまい表記してある内容量より少なってしまうので、賞味期限を設定してあるようです。
先ほどの問題の答えは、「ペットボトルの厚さが違う!」でした。
厚さが厚ければ水が蒸発しづらく、またにおい成分を通しづらくします。
ペットボトルを厚くすれば材料を多く使うし値段も少し高くなりますが、災害対応の保存用なので仕方ありませんね。
災害の準備としては、3日分の水と食料、カセットのガスコンロなどが必要です。≪援助物資が届くまで3日間と言われています。≫
日ごろの備えをしましょう。