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清掃工場だより 9月号 清掃工場のお金のはなし

「清掃工場のお金のはなし」

 暑さの盛りを超え、秋が近づくと清掃工場の運営において大事なイベントが始まります。それは、予算の作成です。予算の執行開始が4月1日からなので約半年かけて予算を作っていくことになります。早いなと思う人もいるかもしれませんが、多摩ニュータウン環境組合は3市からの負担金で成り立っているので、負担金の額を確定させるためにも市と足並みを揃えて作る必要があります。
 さて、清掃工場を運営するためにどれくらいのお金が必要か?と聞かれて即答できる人は関係者か清掃工場の運営に関心を寄せていただいている方だと思います。多摩清掃工場では年間約16億円の予算が計上されます。
 多摩清掃工場の処理区域の人口が約25万人ですので、単純計算で一人当たり約6千円負担していることとなりますが、そうではありません。多摩清掃工場では資源化、エネルギーの有効利用のため、ごみから金属を選別したり、ごみ焼却の熱を使った発電を行っていますが、選別した金属や余った電気を売って得られる収入は負担を減らす効果もあり、その額およそ1億5千万円となります。
 興味のある方は、事務事業報告書という清掃工場の一年間の報告書を発行しており、リサイクルセンターでも閲覧できますのでよかったら見に来てください。