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清掃工場だより 5月号

 季節は春。入学、入社、人事異動など、新生活スタートの季節です。 
清掃工場を運営する「多摩ニュータウン環境組合」も、4月に6人の職員が交代し、新たな顔ぶれで平成29年度を迎えました。 

 この原稿を書いている私も、4月から仲間に加わらせていただいた職員の一人です。3月までは、多摩市のごみ対策課で、ごみの減量、資源化を進める仕事、「ごみを出さずに資源として有効に使う」取り組みをさせていただいていましたが、これからは「ごみを安全に適正に処理する」ことへ“ごみつながり”ではありますが、少し仕事の内容が変わったかなと感じています。 

 ただし清掃工場でも、「資源化」の視点を持ってごみの処理を行っています。処理の過程で出る鉄やアルミの資源活用をはじめ、ごみを燃やして生じるエネルギーの利用、焼却灰をエコセメント原料として活用すること、特に以前は最終処分場に埋め立ててきた「不燃残さ(不燃ごみなどから鉄やアルミ等を選別した後に残る細かなガラス、陶器など)」も、今はさらに選別、焼却しエコセメント原料として活用するなど、資源としての有効利用を進めています。 

 こうした取り組みは、ごみを出される皆さんが、しっかりと分別していただいてはじめて可能になったものと考えています。 

 これからも、家庭・事業所・清掃工場・最終処分場も含め、それぞれの場面で資源化、循環型社会の実現に向けた取り組みが進めば素晴らしいと思いますので、ご協力をお願いいたします。 

 (多摩ニュータウン環境組合 事務局長)