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清掃工場だより 9月号

「流星群観測」 

 まだまだ残暑の厳しい日々が続いておりますが、過ごしやすい秋の兆しが見えてきた様に思えます。秋と言えば「十五夜」・「中秋の名月」など、皆様も夜空を眺める事があるかと思います。夜空を思うと私は「流星群」を思い起こしますが、皆様は御存じでしょうか? これは、地球が彗星の軌道を通過する時に、そこに浮遊する直径1㎜程度の粒子が地球へ落ちてきて、夜空に流星となって見える現象です。その機会は毎月の様にありますが流星の見える量は様々で、4大流星群と言われる時の極大日は特に沢山の流星が観測されます。その内の1つ、お盆の時期に「ペルセウス座流星群」がありまして、私は今年、長野県の白馬村で開催されました観測ツアーに参加してきました。ゴンドラで登った標高1400mからの星空は、実に綺麗で宇宙の無限性を感じられるものであり、更にそこに流れる流星は実に見事な美しさでした。この流星群は郊外の河川敷など、星空が見える暗いところでしたらどこでも見る事ができますので、一度ご覧になってはいかがでしょうか。 
 さて、この美しい夜空を守るのも多摩清掃工場の仕事でありまして、ごみを焼却した時の排ガスを様々な機械や薬品を使い、キレイにして排出しています。また、排ガスの分析も日々おこなっており、星空の見え方に影響する「ばいじん濃度」は24時間、常に監視して良い状態を保っています。皆様には日頃のごみ分別に御協力戴いている事も、排ガスをキレイにする事のお役に立っておりまして、本当に感謝しているところでございます。私たちはこれからも、安心・安全な清掃工場の運転をしてまいります。