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私の相棒~二つのお弁当箱~
今日は、働き始めて20数年、毎日私と共に出勤している相棒であるお弁当箱を紹介したいと思います。
ひとつ目は、秋田県の大館で作られた「曲げわっぱ」です。おひつを小さくしたようなカタチで、中は朱塗りです。深めなので親子丼やロコモコ丼など、どんぶり弁当時にちょうどよいです。10年目に底がはがれてしまいましたが、修理に出すと新品のようになって帰ってきました。
二つ目は、秋田県の角館で作られた「桜皮細工」です。二段タイプですが、一段でも使えます。15年選手ですが飴色に輝いていて、使い込むと魅力が増す姿に勇気をもらっています。
ふたつともお土産でいただいたもので、伝統工芸品を日常的に使えるのか?と恐る恐る使い始めました。ふたつの共通点は、ふたを開けた瞬間、昨夜の残り物のおかずも、美味しそうに見えることです。そして、修理できるところです。実用的で美しい伝統工芸品はすばらしいと実感しています。
廃棄物に関する仕事をすることになり、修理しながら長く使い続けることは、ごみの減量につながることに気が付きました。これからも生活用品の相棒を増やしていけたらと思っています。