2016年度の食器回収は3月19日(日)で終了しました
家庭で不用になった食器の回収を2016年度も下記、期間に行っています。回収した食器は粉砕後、粘土に混ぜ、リサイクル陶土になります。
■食器回収について
これまで、私たちは、割れてしまったり、使わなくなった陶磁器製の食器は「ごみ」として捨てていました。「ごみ」として捨てたものは最終処分場に埋立てられます。そして、腐ることなく永遠にそのままの形で残ってしまいます。
一方、陶磁器の産地では、使用済の食器を原料の一部に使った「リサイクル食器」を製造しています。天然資源である陶磁器の原料がしだいに枯渇していく中、私たちの家庭から出る不用食器が、ちょっとルート変更するだけで、また新しく食器として生まれ変わるのです。
現在、不用食器回収を実施している自治体は、所沢市、牛久市、瀬戸市で、都内では初めての試みです。グループや施設運営団体の活動のひとつとして行っている地域はありますが、自治体規模での実施はエコにこセンターが最初ということになります。
エコにこセンターでは、2007年度、正面玄関前広場にエコにこセンターらしいオフジェをつくるために不用食器の回収を行いました。回収した食器を原料の一部に使用したリサイクル陶土を使って陶板(手焼きタイル)を作りました。世界に一枚だけしかない手作りの陶板は、今エコにこセンターの正面にあるオブジェの一部になっています。
こうした事業を通して、食器回収の意義についてさまざまな人たちと情報交換し、事業の一つに位置づけることになりました。
回収するだけではなく、リサイクル食器の販売、リサイクル陶土を使用した陶芸体験教室なども開催しています。
食器回収はあたらしいシステムです。リサイクルの基本は同一のものが多量にあること。すなわち、異物の混入は絶対に許されないことです。そこで、排出する段階で、リサイクルの対象にならないものを除去するためにエコにこセンターへの持ち込み方式で回収を行うことにしました。割れたもの、不用になったものをひとつから受取りますので、どうぞ、期間、時間内をお守りのうえ、お持ち込みください。
◆回収期間 2016年5月10日(火)~2017年3月19日(日)
◆回収時間 10時30分~16時30分
◆回収場所 エコにこセンター
◆回収方法 回収時間内にエコにこセンターへ直接、持ち込んでください。
※持込が出来るのは八王子市・町田市・多摩市の市民の方の食器のみです。
1.お持ち込みいただいた食器は、その場で検品し、リサイクルできないものに
ついてはお返しいたします。また、紙やプラスチックシートに包んだりせず、
「食器のみ」の状態にしてご持参ください。
なお、手が汚れるような汚れは、必ず洗ってお持ちください。
ひとつ、ひとつ見せて頂きます。その場でお茶が飲めたり、食事ができない物は、
受け取ることが、できません。
2.お持ち込みいただいた際はアンケートにご協力ください。
3.回収のルールなど、くわしいことは下記をご覧ください。
●回収できるもの
陶磁器製の食器のみ。
ただし、業務に使用したものは×です。
×回収できないものなど
家庭で使用したり、不用になった陶磁器製の食器以外のものはすべて×
ただし、陶磁器製でも、素焼き(たとえば土鍋)は×
その他に・・・
ガラス、プラスチック、金属、木製などの食器は×
土瓶や急須などで網やプラスチックがついているものは×、
ただし、はずせば○
お皿やお茶碗などで底に滑り止めのゴムがついているものは×
汚れているもの(含ほこり)×
濡れているもの(含雨ぬれ)×
◆新品やほとんど使用していないものについては、「リユースコーナー」にて安価で販売さ せていただくことがありますので、ご了承下さい。