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清掃工場だより7月号

 

海洋プラスチックごみの行き着く先

 

近年、海洋プラスチック汚染が環境問題として注目を集めています。たしかに、近くの港から海を眺めると、捨てられた釣り糸やビニール袋など、そこかしこにプラスチックごみが散乱しています。

 この海洋プラスチックごみは、海流の影響で遠くの北極圏に対しても、深刻な影響を与えていることを最近になって知りました。2018年、北極圏にあるノルウェー領の群島で、餌を見つけることができず、プラスチックのごみ袋を嚙むホッキョクグマの姿が撮影されました。

 この写真を見て、自分たちの行動が環境に与える影響の大きさに衝撃を受けました。「まあいいや」、「ちょっとくらい」という思いで海に捨てたごみが、遠く北極に住む動物たちにまで影響を与えてしまいます。そのため、これからは自分の行動が環境にどういう影響を与えてしまうのか常に考えながら、日々の生活を過ごしていきたいと思います。また、地球に残された自然がどれほど美しく、守っていかなければならないものか、改めて考え直したいと思いました。

コロナも落ち着いてきたので、久しぶりにフサフサした元気なホッキョクグマを見に行きたいものです。