2016年

「多摩清掃工場は、搬入されるごみを100%資源化2016

「多摩清掃工場は、搬入されるごみを100%資源化達成」 

 

可燃ごみは、焼却により熱を回収し発電やプール等の熱資源としています。また、焼却した灰は日の出町の工場でエコセメントとして生まれ変わっています。 

不燃・粗大ごみは、平成26年度まで97%の資源化率でした。搬入された不燃物は、資源となるものを人の手で拾い上げます。その後、磁石を利用した機械(磁選機)により鉄とアルミをそれぞれ取り除きます。残ったものを粗大ごみと共に、ハンマーのついた機械で破砕し、砕いたものを更に磁選機を使い鉄やアルミを取り除きます。大きいものは、木片やプラ等であり可燃物になります。残った細かなものは、今まで不燃残渣として日の出町で埋め立てられていました。 

昨年度、不燃残渣の組成分析(成分を調べること)を実施し3割が可燃ごみ、残りがガラス・陶磁器ガラ(セメント成分)と金属等であることがわかりました。残渣は、焼却し可燃分を熱回収し金属も回収、更に灰はエコセメントとすることにより100%資源化できました。焼却の環境測定では、灰、排ガス等にも影響はありませんでした。