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清掃工場だより 6月号

 

 

清掃工場だより「ポイ捨てが、太平洋の海ごみへ!ご存知ですか?マイクロプラスチック問題」

 

街中でポイ捨てされたごみなどが、雨や風に流されて河川や水路などに入りこみ、やがて海まで流れ出て「海ごみ」となっています。現在、世界の海で海ごみが大きな問題になっています。2016年1月の世界経済フォーラム(ダボス会議)でも、2025年には海の魚3トンに対しプラスチックごみが1トンにというレポートが発表されています。
また最近特に心配されているのが、プラスチック(ペットボトル、食品トレー、レジ袋など)が紫外線や波の力により、細かく砕けたかけら「マイクロプラスチック(大きさが5mm以下の微細なプラスチック)」の問題です。プランクトンより小さい、5mm以下になったマイクロプラスチックのかけらが、食物連鎖に入り込み、海の生態系全体に大きな悪影響を与えることが懸念されています。
世界の海で問題になっている海ごみは、身近な取組の積み重ねで減らしていくことが出来ます。まずはできることから、あなたも海ごみ対策をはじめませんか?「使い捨て」の生活習慣を見直し、日々の生活から出るごみを減らす(マイボトルやマイバックなど繰り返し使用できるものを利用する)、屋外で出したごみは必ず持ち帰って処分をするなど、一人一人の小さな取組が重要です。
未来へ向けて良好な地球環境を引き継ぐためにも、みなさんの「ごみ減量」へのご協力、よろしくお願いいたします。