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清掃工場だより 6月号

「温暖化と果物」 

 エアコンが必要ない爽やかな季節が続きましたが、もうすぐ梅雨、そして夏が始まりますね。今年の夏は、平年並みか平年以上の暑さになる見込みのようなので、エアコンにはまた活躍してもらうようです。 
 夏と言えば、スイカ、パイナップル、桃、夏みかん、梨、などなど様々な果物が楽しめますが、皆様はどの果物が好きですか?私は特にブドウが好きなのですが、地球温暖化の影響がブドウにまで及び始めているそうです。 
 ブドウにはブドウの皮を紫色にするアントシアニンという色素があるそうなのですが、成熟期に気温が高い日が続くと、そのアントシアニンが合成されにくくなり、ブドウの色付きが悪くなって商品価値を下げたり、収穫が遅れたり、といった被害が発生しているそうです。また、特に暑い日はブドウに火傷のような症状がでて、このような症状が出たブドウは廃棄されてしまうそうです。 
 温暖化の影響はブドウだけではなく他の果物にも出ているそうです。リンゴはブドウのように色付きや火傷の症状が出ていたり、ミカンは実と皮が分離してしまい、皮がブカブカになったりする症状が出ているそうです。 
 このような温暖化による果物への症状がでないよう、農家の方も対応策をほどこしているそうですが、温暖化による気温の上昇は1880~2012年の間に0.85℃との報告があり、その進行スピードは、今後更に加速するそうです。 
 例年夏場は、安易にエアコンのスイッチを入れがちですが、おいしいブドウを食べ続けるために、おいしい果物を食べ続けるために、今年の夏はエアコンの使い方を見直そうかと思います。