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節電の夏、エアコンの工夫 「清掃工場だより 7月号」

東日本大震災による福島第一原発の事故により、夏場の電力供給が脅かされ、国内全体で節電意識が高まりました。今年の夏も省エネや節電のための工夫が必要になってきました。エネルギー消費の大きな原因はなんといってもエアコンでしょう。 
エアコンは設定温度になるまで、一気に冷やそうとするので、最初に多くの電力を使います。そこで部屋に熱をためないようにする工夫が必要です。窓の外側をよしずやグリーンカーテンなどで覆い、日光を遮るなどしている家庭も多いと思います。また、フィルターの掃除をすることも必要です。目詰まりだと効率が悪くなり電気を余計に使います。さらにエアコンは室内機と室外機が一体になって働いているので、室外機はなるべく日陰に置くとか、直射日光を遮るものをそばに置いて、エアコンの中にある冷媒ガスの冷やす機能が下がらないようにすることも必要です。温度設定に注意したり、扇風機と組合せて使うなど冷房を工夫することも必要です。また、仕事や家事が一段落して、図書館や公共施設など人の多く集まりエアコンの利いている場所で時間を過ごすというのも一つの手です。 
本格化する夏の季節を前に、健康管理の面から考えて、エアコンなしで過ごすことは困難ですので、無理のない範囲で節電し、快適に夏を過ごすことができればと思います。