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清掃工場だより8月号

 多摩清掃工場では、管理棟(事務室や会議室がある建物)の前の花壇で「グリーンカーテン」として、毎年ゴーヤを育てています。
 何しろ素人が世話をするので、育ちが悪く「グリーンカーテン」にはほど遠い「(支柱にくくりつけた)ネットカーテン」で終わってしまう年もありますが、今年は思いのほか元気に育ってくれています。
 特に今回は、前の年に採った種から育てた苗の育ちも良く、花壇の土にはこれも昨年刈り取った「つる」と多摩市のエコプラザからいただいた「土壌改良剤」に米ぬかを混ぜ、ひと冬寝かせた堆肥をすき込むという「循環型」の栽培方法が功を奏したと、一人悦に入っています。
 さて、新型コロナウイルス感染症対策のためには、部屋の換気が重要です。夏場に冷房中の部屋の窓を開けると、外の熱気が部屋の中に入って来てしまいますが、ゴーヤの「カーテン」が熱気を少しでも和らげてくれるのではと大いに期待をしています。
 また新型コロナのニュースなどを目にすると、ともすれば閉塞感にとらわれそうになりますが、青々としたつるを日々ぐんぐんと伸ばすゴーヤを眺めていると、何か力をもらえたような、元気な気持ちにもなります。
 新型コロナの影響で、まだまだ外出等制限がある中だとは思いますが、清掃工場にお出かけの際には、ぜひグリーンカーテンにも目をとめていただければと思います。
(多摩ニュータウン環境組合 事務局長)